水没や浸水を受けた電気製品の取り扱いについて
このたびの災害で被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
関係地域のお客様におかれましてはご不便なことと存じますが、水没や浸水した当社電気製品の取り扱いについてのご注意を以下の通りご案内いたします。
水没や浸水した、また、その痕跡のある製品は、必ずコンセントから電源プラグを抜き、絶対使用しないようお願い申し上げます。
Q1. なぜ使用できないのか
A1. 水は電気を流すので、電気回路に水が付くと、流れてはいけないところに電流が流れてしまい、回路がショートしたり、回路の部品が故障してしまい、たとえ乾いていても漏電・発火等の事故が生じる危険性があります。
※過去に水害が原因で発火した事例が実際にありました。水は泥などの不純物を含んでいて、小さな隙間にまで入り込むので、モーターが搭載されている製品では、泥や錆によってモーターが動かなくなり、ショート、異常な発熱による発火等の事故が生じる危険性があります。
Q2. コンセントが機器等に隠れて電源プラグが抜けない場合はどうしたらいいのか
A2. コンセントを覆っている機器等を移動させ、電源プラグを抜くことが最善ですが、不可能な場合は当該機器につながる建屋のブレーカーを遮断(落とす)してください。
Q3. 既に乾いていても使えないのか
A3. この度の水害で、水が乾いた後も不純物が残り、その後の湿気等で新たにその部分に電気が流れる状態になり、回路がショートしたり、回路の部品が故障し、漏電や発火等の事故に至ることが想定されます。また、Q1のようにモーターの機能は乾いても改善できません。
Q4. 水没や浸水した製品の修理はできるのか
A4. 水の影響を受けた製品は、細部まで影響を受けている可能性が高く、安全の確認が困難で、基本的に修理はできません。また、たとえ作動したとしても将来事故につながる可能性があります。ただし、浸水の程度によっては、影響が少なく修理できる可能性もあります。一度、弊社にお問い合わせください。