NEWS

廃棄レザーをアップサイクルして初の商品化
【Type225 シザーケース】10月5日(木)受注販売開始

タカラベルモント株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長兼社長:吉川 秀隆)は、サステナビリティ活動の一環として、自社工場発の廃棄レザ―アップサイクルプロジェクト「Re:bonis(リボニス)」と、大阪のレザー工房・株式会社waji(本社:堺市中区、代表取締役:菅野 裕樹、以下「waji」)とが協業し、「Re:bonis」初の製品「Type225 シザーケース」を製作。創業記念日である10月5日(木)にwaji公式サイト(https://aruci.jp/products/type225)にて、受注販売を開始いたします。

 本アイテム制作時、協業したwaji菅野氏が、当社の100年でシンボリックなアイテムとして、50年以上前に発売され、現在も壊れにくくスタイリッシュと海外で人気を誇る理容椅子「225」をオマージュしたデザインを考案。ショルダーストラップの制作方法等では、当社のレザーに精通した「Re:bonis」メンバーが、より美しく仕上がる縫製アイデアを出すなど、協力して制作を進めました。

使用した廃棄レザーは、当社の製品に使われる特注の合成皮革。理美容室やクリニックといったプロの現場で使われることを想定し、汚れをふき取りやすいレザーを使用したこの製品は、理美容室でのハードな使用にも適しています。また合成皮革ならではの軽さも、一日中シザーケースをつけているスタイリストにとっては大きな利点です。

 さらにwajiは、理容室、美容室向け革製品ブランド「aruci」で、有名美容室のスタイリストも愛用するこだわりのシザーケースなどを製造・販売。スタイリストの使いやすさや好みを熟知しており、この2社がタッグを組むことで、より長く愛用して頂ける製品づくりを目指します。

 タカラベルモントは、創業記念日である10月5日から1か月間を「タカラベルモント サステナビリティ月間」と称し、Re:bonisシザーケースの受注開始もその活動の一つ。これからも「美しい人生を、かなえよう。」をパーパスに、地域・社会の持続的な発展に貢献できるよう取り組んでまいります。

■Type225 シザーケースについて

●特長
世界最古の英国王室御用達の理容室などでも使われる名品「225」をオマージュしたシザーケース。

左から 画像<1> 画像<2> 画像<3>

○理容椅子「225」の伝統と風格を想起させるデザイン

背もたれや座面のヒートシールによるストライプのデザインをステッチをいれることで再現。
(画像<1>)

理容椅子ならではの枕部分もデザイン的に再現。
フロント部には225の刻印同様「BELMONT」のロゴプレート。

○本革製の類似製品と比較し、軽量

(本仕様:約350g 類似革仕様:435g)

○ショルダーストラップは、肩掛けと腰掛けの2WAY

そのままだと肩掛け。短い方を外すと腰掛けが可能。

○現代のワークスタイルに適した仕様(画像<2>)

背面ポケットにスマホ収納可能で、顧客とのコミュニケーションにSNSを活用するスタイリストにも便利。

○お手入れしやすい仕様(底部分開閉式)(画像<3>)

底面のホックを外すと大きく開いて、シザーポケットも取り外せ、中にたまった髪の毛などの掃除が簡単。

○手指に優しい金具

 つなぎ目のないD型リングなどヘアスタイリストの手指を守る金具を使用。

仕様

5丁用シザーポケット /
サイドポケット x 2 /
 背面ポケット x 1
素材:ポリウレタンレザー 
※素材の特性上、名入れ刻印は不可
カラー:ブラックのみ
サイズ:H 200×W130×D60(mm)
重さ:約350g

価格

24,750円(税込)

販売方法:ご注文について

10月5日(木)より下記のwaji公式サイトより注文できます。
ご注文後、約2か月前後で、ご指定住所に順次発送いたします。
公式販売サイト:https://aruci.jp/products/type225

製品についてのお問い合わせ

公式サイトのFAQ以外のお問い合わせはメール<info@aruci.jp>にお願いいたします。

理容椅子「225」とは?

1961年に発売されて以来50年以上にわたり世界で愛されている伝統の理容椅子。

英国の王室御用達かつ現存する世界最古の理容室や、アメリカの大統領経験者が通う理容室などでも使用され、理容室のアイコンとしても認識されるほど。その変わらない座り心地の良さと、シンプルで鋳物感のあるデザインは、多くの理容椅子に影響を与えてきました。

■Re:bonisについて

1921年の創業以来約100年、国内外問わず、プロフェッショナル用の椅子の販売を続けてきた当社では、製造時に、やむを得ず生じる端材レザーを廃棄することに悩んでいました。その量・年間約26トン。※2022年度

「廃棄されるレザーを活かし、新しい価値を生み出して社会に還元できないか?」と工場メンバーの発案で、取り組みをスタート。サロンやクリニックの皆様をはじめとする多くのプロフェッショナルの要望に応えるために用意した約140種類の多彩なカラーの廃棄レザーを活かし、新たな役割と価値を与え、社内外に展開することで、独自のエコシステムを確立。「未来の地球環境」を守る循環型社会へ向けた自社工場発の取り組みです。

スタートから現在まで、ものづくりワークショップや教育現場でのSDGs授業へのサポートなど未来のものづくり人材への教育、地域の企業やNPOの皆様と共に、廃棄レザーを活用したイベントや展示を通じて、サステナビリティへの意識を高める活動、そして顧客向けノベルティやイベント用オリジナルアイテムの制作などのアップサイクル活動を行っています。                                

公式URL:https://www.takarabelmont.co.jp/rebonis/ ※2023年10月5日公開

■株式会社waji 概要

大阪と東京に事務所を構える「waji」は“根幹はものづくり”をモットーに、理容室、美容室の職人向けレザー製品ブランド「aruci」などを展開するものづくり集団です。また、近年問題視されている保護ネコの食費や治療費をまかなうようなプロジェクトを立ち上げるなど、ものづくりを通じて、社会貢献にも積極的に取り組んでいます。

公式URL:https://waji.co.jp/

aruciブランドサイトURL: https://aruci.jp/

戻る